PCT調査手数料と価格弾力性。…

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来年度の4月1日から、国際出願関係の調査手数料が、2倍に値上げされるらしい。最初に思い浮かぶ言葉は、「価格弾力性」という人も多いと思ったりする。すなわち、値上げをしたら、どの程度、需要が低下するかという指標で、価格弾力性が高ければ、その他のパラメータαを変えない限り、需要が大きく低下することになる。
 
値上げの意図は、なんだろうか?
 
価格弾力性の計算、行政の方では、当然しているはずだと思い、検索をしてみると、以下の資料が見つかった。
 
「特許庁100年の課題「滞貨」への挑戦」(2019年)
  
出典
http://www.tokugikon.jp/gikonshi/293/293tokusyu02.pdf
 
当時の資料によると、審査遅延が問題であるので、「価格弾力性が強く期待」して、審査請求料を大幅に値上げしたと、書かれていた。すなわち、2019年の時点では、基本的には、需要を減らす意図で、値上げが考えられていたようだ。
 
資料を読むと、マルチマルチクレームの問題なども書かれていて、これも実現される話題だから、2年のタイムラグを経て、法改正が行われているのだろう。
 
ルールを作る人というのは、英語では、ルーラー(統治者)というと思う。当時、コロナウイルスは想定していなかったのだろうし、発明奨励という目的であれば、「滞貨」とは別の観点から、料金を下げてくれても、良かったのではないだろうか。




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