新しい動物農園。…

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ジョージ・オーウェルが戦争「前」に書いたという「動物農園」。比喩ばかりの表現だけれど、各国のその後の挙動と一致したという点で、名著だと言われている。
 
当時の人の行動は、読み解くことができたと、証明されたとも言える。司馬遼太郎の歴史小説を読んで、それが創作だとしても、なんとなく、ありそうな話に読めるのと、同じ理屈だろう。
 
人は、「危なそうな蛇」を見て「危険」を感じたら、「安全安心」の目的のために、2つの選択肢のどちらかを選ぶ。「逃げる」か「攻撃」する。人類は、集団を、南北、或いは、東西のグループにわけただけで、対立し、皆殺しだって行ったこともある。対立するように、仕組む人たちさえいる。
 
人は、「美味しそうな豚」を見つけた時も、攻撃する。
 
要するに、「人間は愚かな生き物」という前提に立つと、「危なそうな蛇」であっても、「美味しそうな豚」であっても、攻撃されたり、争いが起きてしまう。「危なそうな蛇」という報道をするニュースは、攻撃心を煽っているともいえる。
 
「愚かな生き物」につける即効薬はないのだろうけれど、争いが起きないための「枠組み」や、少しは賢くなるための「教育」や「交流」はあるに違いない。争いが起きる方が、得だという人達もいるので、それが新しい枠組みを作る妨げになっているのかもしれない。
 
一方、弱くて、無価値で、頭が悪くて、可愛いものは、攻撃されず、人気もある。最近の出版でいうと、「お出かけ子ザメ」や「ちいかわ」。攻撃対象の対極に位置する条件を備えている。
単に、「弱く見える」だけだと、人気はでないで、人間の本能として、「イジメ」を始めることもあると思う・・。




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