(1)実店舗を無くした例。
ソニー銀行が、クラウドコンピュータ上にのみ銀行を設置して、「実店舗」は無くなる宣言をしたようだ。これは「クラウド技術」を使っている。実際のところ、例えば、1億円の店舗が100店舗あれば、100億円かかるので、別の使い方をした方が良いのだろう。
100億円浮いたら、どうする?
昔、富士通は、ハワイに「JAIMS」という学校を作った。JAIMSは、豊かなキャリアと人生を望んだ設計だったのではないだろかと、今でも思う。
(2)「切符を拝見」を無くした例
特急の座席の上にLEDランプが設置してある。
①空席は赤色、②間もなく人が来る席は黄色、③指定券販売済みの席は緑色のLEDが点灯する。
これって何か意味あるの?
・・・と最初は思ったけれど、実はスゴい。
スマホから指定券を買うと、ランプが緑色になる。駅員さんは、赤色の座席に人が座っている場合のみ、「切符を拝見」するだけでいい。これは、ネット販売と通信技術を使っている。
スマホから切符も買えるとすると、券売機もいらないのかもしれない。
もう少し、考えをまとめてみる。
こういう変革は、どうして起こるのだろうか?
たぶん、上述の例を見ると、
(1)1つの「先端技術」が誕生して、
(2)それを利用しようとする「やる気」があると、
変革が生じるのだと思う。
「やる気」が大切ということは、「フロンティア精神」とか、「やらまいか魂」、「ど根性」、「想いの力」というような精神論が、変革の基礎にあるのかもしれない。