シグナル伝達の制御(悪循環の修正)…

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細胞を健康にすると、体は良くなる。細胞には、アクセルとブレーキがついていて、活性と不活性を調整している。大抵の場合は、これらのスイッチの「鍵穴」がある。よくある治療法は、「鍵穴」をふさぐ方法である。
 
例えば、癌細胞は、攻撃細胞(T細胞)のブレーキに鍵を差して(ブレーキを踏み)、攻撃細胞を弱らせようとする。そこで、ブレーキの「鍵穴」を塞いでおくだけで、攻撃細胞が弱らず、癌が治る。
 
「原因」と「結果」の間を流れる、どこか1箇所のシグナル伝達を断ち切るだけで、結果が生じないことになる。癌細胞のアクセルペダルの「鍵穴」を塞ぐというのも1つの方法だけれど、「鍵職人」の数が足りないと思う。
 
最近、手術も、放射線もなく、100%の確率で、直腸癌が治ったというニュースが流れていたので、論文を読んでみた。鍵穴を塞ぐ「ドスタリマブ」を投与するだけで、わずか3カ月で、直腸癌が治っている。
 
人間の細胞は、1カ月で入れ替わっているから、3カ月あれば、治るというのは、その通りなのだろう。

出典:
https://www.nejm.org/action/showPdf?downloadfile=showPdf&doi=10.1056/NEJMoa2201445&loaded=true




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