「木彫りの職人」は生き残れるのだろうか?…

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「木彫りの職人」は生き残れるのだろうか?

与作から木材を貰った小作は、あるとき、木彫りの職人を始めた。①デザイン3日、②粗削り3日、③仕上げ加工4日の合計10日の作業で、100円が貰える。

10日間働いて100円なので、1日当たり10円なのだが、①デザイン以外の加工工程は、職能は必要だが、単純作業なので、あまり疲れず、次のデザインを妄想することができたし、小作はわりと好きな時間であった。

ある時、デザイン用のCADが導入されたので、「1日」でデザインをすることができるようになり、旋盤加工や3Dプリンターも導入されたので、小作が、大好きな単純作業は無くなった。

小作は、10日で10個のCADデザインをすることで、100円が貰えるようになったが、なんだか昔よりも、ずいぶん疲れる。

「1日でデザインをして、9日間が休みで100円だったらな~」と、小作はつぶやいたが、競争原理のある市場だと、そうもいかない。

「便利なもの」が増えるたび、小作の疲労は、増えて不便になっていくので、なにかいい方法は、ないものだろうかと、小作は思った



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